パリ・サンジェルマン（PSG）でプレーしていたブラジル代表FWネイマールは8月15日、サウジアラビア1部のアル・ヒラルへ移籍した。インテル・マイアミへ移ったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと同じ時期にPSGを去ることになったが、その要因となるPSGでの苦悩をネイマールが明かしている。米メディア『ESPN』が報じた。

　ネイマールは2013年から2017年までバルセロナで活躍し、UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）制覇やリーグ優勝など数多くのタイトル獲得に貢献。2017年8月に当時の史上最高額となる2億2000万ユーロ（約290億円）でPSGへ移籍すると、昨季は公式戦29試合に出場し18得点17アシストを記録している。しかし、CLのタイトルを獲得できなかったこともあり、不満が溜まったファンからブーイングや野次を受け、一部の過激なファンがネイマールの自宅前で退団を要求することもあった。

　PSG時代を振り返ったネイマールは、メッシについても言及し「とても悲しい時期だった。メッシはコインの表裏を生きてきたからね。彼はアルゼンチン代表では天国に行き、ここ数年すべてに勝利したが、パリでは地獄の日々を過ごした。彼も僕も地獄を経験した」と語っている。

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