クロップ、フィルミーノの今季限りでのリヴァプール退団を認める「彼は『この素晴らしい物語を良い結末に導きたい』と言ってくれた」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、FWロベルト・フィルミーノが今季限りでの退団を認めた。

リヴァプールは9日、「レッズの9番は、アンフィールドでの忘れられない8年間を過ごし、多くのトロフィーを獲得した後、新たな章を踏み出す意向を監督とクラブに伝えたばかり」と発表。そして、記者会見でのクロップ監督の受け答えを紹介した。

11日に行われるボーンマス戦前の試合前の記者会見で、フィルミーノの今後について聞かれたクロップ監督は「そう、彼は私に伝えたよ。驚いたか?うん、少しね。ただ、私は驚きに埋め尽くされたのではなく、実際には普通のことなんだ」と今季限りでの退団を認め、以下のように続けた。

「(選択肢は)"2通り"になる可能性があったが、彼が伝えたのは"1通り"だった。私はその決断をとても尊重しているよ。我々やボビー、クラブや多くの選手と築いてきたこのような長い関係、そしてもちろんファンとの関係性を踏まえても、まったく普通のことなんだ」

「ユナイテッド戦に出場したときの彼への歓迎ぶりへとてもよかったね。本当に特別な事だ。彼は私に『この素晴らしい物語をポジティブな結末に導きたい』と言ってくれた。つまり、それだけなんだ。彼は、誰もが想像できるように、今は間違いなくここにいて、完全にコミットしている。そして、それが我々がが知るべきすべてだ」

また、クロップ監督はフィルミーノの退団決定について「今この瞬間に別れの挨拶などしている暇はない」と今は感傷に浸る時間ではないと言及。「そのための時間はシーズンの後半に十分ある。彼が戻ってくるときはいつでも、これまで奏でた曲がまだ長い間、みんなの耳に残っていることを誰もが知っているよ」と続けた。

「問題ない。彼は、敵チームで来たとしても、みんなが本当に喜んでくれるような選手の一人だ」

2015年にホッフェンハイムからリヴァプールに加入したフィルミーノ。直後に就任したユルゲン・クロップ監督のキーマンの1人として近年のクラブの成功を支えてきた。ここまで公式戦353試合に出場して107ゴールを78アシストを記録した同選手は、プレミアリーグやチャンピオンズリーグなど7つのトロフィー獲得に貢献。

フィルミーノとリヴァプールの現行契約は今夏に満了を迎える。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/79e37dc4002d3a460cf966a73a9039fb4650e1e0